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心身自律神経バランス学
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体内 1/f ゆらぎ様現象検出
心身自律神経バランス学
脳の情報を心電信号から読み取る

[ 臨床麻酔 ]

【著】後藤幸生 福井大学名誉教授
          愛知医科大学客員教授

B5 判 ・ 124 頁・定価 (本体 4,200 円+税) 2011 年 2 月

ISBN: 978-4-88003-848-3

諸々の生活習慣病,慢性疲労症候群,病的依存症,不眠症など.また一方では,認知症や“うつ”など“こころ”の問題や脳・意識障害等々,多くの病気に関わっている『心身自律神経バランス学』を理解し,幅広い臨床分野における診断や治療の一助として.

〈主な内容〉

第1章 交感・副交感神経の新しい見方
1.生体防御・有線全身調節系の中心 自律神経系
2.発生学的にも解剖学的にも大いに異なる!その意味は?
3.副交感神経の解剖生理学的注目点
4.自律神経系を日本列島に例えると
5.自律神経の薬理学 Cholinergic,Adrenergic
6.健康を保つ 3 つの主な生活習慣に深く関わる自律神経〈付:余談〉
7.生体調節系 睡眠は体内植物機能を発揮するとき
8.副交感神経は発生学的に地球上の森林,その調節修正機能に注目

第2章 自然界における植物とヒトの自律神経系にみられる共通点
1.四季にみられる樹木森林と地球環境
2.東洋医学で用いる漢方薬は植物
3.脳・脊髄,各種臓器と植物の根・茎,葉花の関係
4.花と根の間にも情報交換が行われている
5.植物も音を聞いている
6.自律神経と根強い植物の対比
7.自律神経系砂漠化療法という発想

第3章 ヒトの “からだ” は “こころ” を有する小地球
1.人体各臓器の内部構造は宇宙の中の地球に例えられる
2.生と死を司る二大重要臓器
3.生体環境の変動と西洋医学,東洋医学
4.全身的見地から「証」を重視する東洋医学
5.感情を左右する脳内神経伝達物質と自律神経機能との関連性
6.心身の活動状態を修飾する神経伝達物質

第4章 ドパミン A-10 神経,セロトニン 5-HT 神経は脳内自律神経か?
1.精神機能異常,慢性感覚異常への神経伝達物質の関与
2.難治神経痛に移行する中枢性感作
3.脳内情報を心臓に伝達する自律神経

第5章 自然界と人体内での “ゆらぎ現象” のつながり
1.自然界に満ち溢れる高周波,1/f ゆらぎの意義
2.1/f ゆらぎとスペクトル
3.大自然界の1/f ゆらぎ音波が “やすらぎ” をもたらす
4.ヒトの体内の1/f ゆらぎ類似現象の検出 (1/f -like スペクトル解析) ,病気の診断に〈付:余談〉

第6章 生体の発する微弱電流 心拍リズムのゆらぎ現象
1.体内のゆらぎ現象
2.心拍リズム変動のゆらぎ

第7章 心拍変動 (微細電流の時系列信号) 解析法
1.心電情報からのゆらぎ解析法の分類
2.心拍変動周波数解析法の種類
3.ナイキストの定理に従って解析周波数帯域を設定する
4.心拍情報から生体の反応情報を読み取る際の注意
5.心電情報の利用はベッドサイドでも 無意識状態でもその適応応用範囲は広い
6.心身自律神経バランス検出へ向け考え方の発展

第8章 自律神経バランス調節能を検出する多角的解析法
1.ストレスに対する反応力とバランスの歪み診断用レーダーチャート
2.“こころ” と “からだの気持ち” :心身自律神経機能バランス検出法

第9章 臨床症例:心身自律神経バランス評価の実際
1.レーダーチャートでわかる自律神経バランス/歪み具合
2.心身自律神経機能 (いわば “からだの気持ち” ) を Balance Index で評価する

第10章 心身自律神経バランスの再生医療リアニメーション
1.全身調節機構を再生するための治療へのヒント
2.星状神経節ブロック (SGB) は単なる交感神経ブロックではなく自律神経系のバランス回生療法 (Balance Enhance Therapy)
3.全身麻酔療法 (冬眠リセット療法) という考え方
4.自律神経砂漠化療法 (自律神経リセット再生療法) の考え方
5.音楽の心身自律神経バランス調整力の活用 (医療への応用)
6.その他 脳内 Cholinergic 賦活療法



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