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デスフルランの使い方
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デスフルランの使い方

[ 臨床麻酔 ]

【編集】武田純三 慶應義塾大学医学部麻酔学教室 (教授)
            慶應義塾大学病院 (病院長)

A5 判・192 頁・定価 (本体 2,600 円 + 税) 2011 年 7 月発行

ISBN: 978-4-88003-854-4

日本でのデスフルランの普及は,デスフルランの特徴を生かして,いかにうまく使いこなすかにかかっている.
新薬「デスフルラン」の発売に呼応して,その特徴である迅速な麻酔導入と速やかな覚醒を生かした使用法を解説.

〈主な目次〉

基礎

1 開発の歴史

2 物理化学的性質,薬物動態
 1.物理化学的性質
 2.薬物動態

3 呼吸,循環への影響 Pharmacological Preconditioning
 1.呼吸器への影響
 2.循環器への影響
 3.Pharmacological Preconditioning

4 肝臓,腎臓への影響
 1.肝臓への影響
 2.腎臓への影響
 3.デスフルランによる肝臓,腎臓における Pharmacological Preconditioning

5 中枢神経系:脳血流,脳代謝,脳脊髄液,脳波
 1.脳生理への影響
 2.脳波

6 筋弛緩作用
 1.単独での筋弛緩作用
 2.筋弛緩作用の作用増強

7 代謝と毒性
 1.肝臓とデスフルランの代謝
 2.デスフルランの肝毒性
 3.デスフルランの腎毒性
 4.二酸化炭素吸収薬との反応

8 気化器の原理と種類
 1.現存の可変式バイパス気化器がデスフルランの濃度調節に適さない理由
 2.GE Healthcare Tec 6 気化器
 3.Dräger D-Vapor 気化器
 4.GE Healthcare Aladin カセット気化器

臨床
1 投与法
 1.投与法の1例
 2.投与に際し注意すべきこと

2 気道刺激性と対処法(麻薬),気管支拡張作用
 1.気道刺激性と対処法(麻薬)
 2.気管支拡張作用

3 心-血管系への作用
 1.デスフルランの心臓への作用に関する基礎実験
 2.ボランティアにおける血行動態の変化
 3.虚血プレコンディショニング作用

4 副作用:PONV
 1.揮発性麻酔薬の催吐作用と特性
 2.デスフルランでの PONV 発生率
 3.悪心・嘔吐の生理
 4.PONV の管理
 5.デスフルランで誘発された PONV を防ぐには?

5 小児での使用
 1.デスフルランの特徴
 2.麻酔の導入
 3.麻酔の維持

6 高齢者での使用
 1.高齢者の特徴~加齢による身体的・生理的変化~
 2.導入~マスク導入はできないが,肺胞濃度/吸入濃度比(FA/FI)の上昇は最も早い~
 3.維持~加齢に伴い MAC は低下する~
 4.覚醒~デスフルランは他の麻酔薬と比べて覚醒が優れているか~

7 肥満患者での使用

8 底流量麻酔法,LMA でのデスフルラン麻酔
 1.底流量麻酔法
 2.麻酔導入
 3.麻酔維持と覚醒
 4.気化器とモニタリング
 5.ラリンジアルマスク

9 日帰り麻酔
 1.日帰り手術の麻酔・周術期管理
 2.セボフルランおよびプロポフォールの比較
 3.日帰り麻酔での使用方法

10 合併症患者の麻酔:心不全,喘息患者,その他
 1.心不全患者に対する使用
 2.心臓手術への使用
 3.喘息患者への使用
 4.喫煙者に対する使用
 5.腎機能低下に対する使用
 6.肝機能低下に対する使用

11 覚醒の速さと覚醒後の覚醒の質



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