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癌・腫瘍

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乳癌に対するラジオ波熱凝固療法
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乳癌に対するラジオ波熱凝固療法

[ 癌・腫瘍 ]

【著】尾浦正二 和歌山県立医科大学第一外科助教授

B 5 判・118 頁・定価 (本体 6,800 円+税) 2006 年 11 月

ISBN: 978-4-88003-783-7

肝癌において多くの施設で導入・適応されているラジオ波熱凝固療法(RFA)は, 乳癌においても効果を発揮する. 著者が提唱するアプローチ法や熱凝固時間などにより,優れた整容性を保つことができる.

 

〈主な目次〉

第1章 乳房温存療法と non-surgical ablation
1. 日本における乳癌手術の変遷
2. 乳房温存療法の基本コンセプト
3. Non-surgical ablation とは ?

第2章 ラジオ波熱凝固療法の基本原理
1. ラジオ波とは ?
2. RFA の熱凝固理論
3. ジュール熱と熱伝搬

第3章 ラジオ波熱凝固療法に用いるシステム

第4章 乳癌に対するラジオ波熱凝固療法のシミュレーション
1. 乳房温存療法のシミュレーション
2. センチネルリンパ節生検のシミュレーション
3. RFA のシミュレーション

第5章 乳癌に対するラジオ波熱凝固療法の適応
1. セッションの RFA を前提とした適応
2. 多セッションの RFA を前提とした適応
3. 腫瘍の存在部位や性状による適応

第6章 ラジオ波熱凝固療法の禁忌
1. ぺースメーカー装着の場合
2. 乳癌が皮膚に近い症例
3. 乳癌の皮膚浸潤や胸筋浸潤がある症例
4. 原発巣とセンチネノレリンパ節が近接する症例
5. 整形外科手術で体内に金属が残されている症例

第7章 対極板とラジオ遠熱凝固装置の取り扱い方
1. 対極板貼付のポイント
2. 冷水の還流
3. システム専用台の設置
4. ジェネレーターのセットアップ
5. 冷水還流の停止
6. 空気の還流

第8章 乳癌に対するラジオ波熱凝固寮法の手技
1. 安全に RFA を行うための基礎知識
2. 実際の手技

第9章 ラジオ波熱凝固療法の合併症
1. 術後疼痛
2. 腫瘍直上皮口熱傷
3. 対極板部皮膚熱傷
4. 乳頭表皮壊死
5. 乳頭陥没
6. 整容性悪化
7. 「しこり」 の形成
8. ニードルトラクト再発
9. 血行性転移

第10章 ラジオ波熱凝固療法による整容効果

第11章 術前治療とラジオ波熟凝固療法
1. 術前化学療法と RFA
2. 術前内分泌療法と RFA
3. PST 症例に対する RFA の実際

第12章 ラジオ波熱凝固療法の適応拡大
1. 温存乳房内再発に対する適応
2. 姑息的適応

第13章 高齢者乳癌とラジオ波熱凝固療法
1. 高齢者の薬剤感受性
2. 高齢者乳癌を切らずに治す
3. 高齢者乳癌におけるセンチネルリンパ節生検の意義

第14章 良性乳腺腫瘍に対するラジオ波熱凝固療法
1. 乳腺葉状腫瘍に対する RFA
2. 乳腺線維腺種に対する RFA
3. Fibromatosis に対する RFA
4. その他の良性疾患に対する RFA

第15書 ラジオ波熱凝固療法を安全に行うためのチェックリスト



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