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HOME >麻酔科学・臨床麻酔>麻酔科学>日本麻酔科学史の知られざるエピソード【戦前篇】

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知られざるエピソード
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日本麻酔科学史の
知られざるエピソード
【戦前篇】

[ 麻酔科学 ]

【著】 松木明知 弘前大学名誉教授

A 5 判・404 頁・定価(本体 5,400 円+税) 2016 年 5 月 発売

ISBN: 978-4-88003-903-9

本書は「知られざるエピソード(史実)」を提供することで,日本の麻酔科学史に「彩」を添え、さらに「麻酔科学の歩み」の輪郭が鮮明に見えてくる.「日本麻酔科学史の知られざるエピソード【戦後篇】(2014年刊)」とセットで購入お勧めします.

〔主な目次〕

はじめに

Ⅰ 奈良時代
1 中国古代の名医「華佗」の情報はいつ日本へ伝えられたか
 
Ⅱ 室町時代
1 アヘンを採取するケシはいつ日本に渡来したのか

Ⅲ 江戸時代
1 朝鮮アサガオ(マンダラゲ)はいつ日本に渡来したのか
2 高嶺徳明と「神仙秘方」の創部塗布薬
3 華岡青洲は『骨継療治重宝記』や『瘍科證治準縄』の整骨麻薬を知っていたのか
4 華岡青洲の京都遊学の背景
5 全身麻酔下乳癌手術の先駆者岩永氏 -華岡青洲の外科の師-
6 華岡青洲は「通仙散」とは書かなかった -「麻沸散」と「通仙散」の呼称問題-
7 華岡青洲の著書出版に対する態度
8 華岡青洲の弟子による著書出版の事情
9 『瘍科秘録』における本間幻調の主張
10 『外科起癈』における全身麻酔科乳癌手術の記述
11 バタヴィアと日本における吸入麻酔受容の背景
12 J.Schlesinger 著のエーテル麻酔の蘭書はいつ輸入されたか
13 杉田成卿は 1855 念にエーテル麻酔下に2例の手術を行ったのか
14 本邦初の気管切開
15 三輪徳寛と箴言「獅膽鷹目行以女手」-オランダ語の箴言の監訳者はだれか-
16 James C.Hepburn は澤村田之助にクロロフォルム麻酔を行ったのか
17 Benjamin Hobson の『西医略論』と幕末のクロロフォルム麻酔

Ⅳ 明治時代
1 大村益次郎の右大腿切断
2 Julius Karl Scriba の「麻酔」の講義
3 森 有礼の下腹部手術
4 大隈重信の右大腿切断術
5 北川乙次郎とモルヒネ脊髄くも膜下腔投与
6 野口英世の最後の手の手術
7 近藤次繁教授と麻酔器
8 山本五十六は3回のクロロフォルム麻酔を受けていた

Ⅴ 大正・昭和(太平洋戦争終戦前)時代
1 大正後期・昭和前期における麻酔科学の発展を阻害した国内的,国際的要因
2 九州大学第一外科(三宅外科)における直腸癌手術の術後成績 -胃癌手術の術後成績に関連して-
4 謎の人物「山本よしのぶ」と 1929 年の International Anesthesia Rsearch Society
5 重光 葵の右脚切断と福民病院の頓宮 寛
6 中谷隼男と 1930 年前半のアメリカの麻酔科学
7 齋藤 真と終末嚢麻酔(Terminalsackanasthesie)-世界で最初の Saddle Block の提唱者-
8 日本で二酸化炭素吸収材の開発は進んでいたのか
9 帝国海軍の潜水艦内での虫垂突起切除術
10 死刑囚を対象にした脊髄くも膜下の人体実験
11 明治・大正・昭和期の外科総論における「麻酔」の記述



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