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がん疼痛患者に対する脊髄くも膜下鎮痛法
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がん疼痛患者に対する脊髄くも膜下鎮痛法

[ ペインクリニック ]

【著】金 井 昭 文 北里大学医学部新世紀医療開発センター 疼痛学教授
            北里大学病院緩和ケアセンター長

B5 判 ・ 124 頁 ・ 定価 7,150 円(本体 6,500 円+税 ) 2022 年 11 月 発売

ISBN: 978-4-88003-945-9

がん疼痛患者への治療法にはオピオイド鎮痛薬による薬物治療以外に神経ブロックによるインターベンショナル治療がある.薬物治療では効かないがん疼痛には,カテーテル留置の持続的脊髄くも膜下鎮痛法が効果的で,数週間から数か月の長期にわたる鎮痛を得ることができる.がん治療を行う医療従事者に向けてインターベンショナル治療の普及を目指す著者が脊髄くも膜下鎮痛法について簡潔な説明と図表を多用して,活用しやすい知識と技術をまとめたテキスト.

〔主な目次〕

1.脊髄くも膜下鎮痛法の概要

2.痛み刺激の伝搬経路

3.脊髄幹麻酔による鎮痛の仕組み

4.脊髄くも膜下麻酔と硬膜外麻酔

5.脊髄くも膜下鎮痛の適応

6.脊髄くも膜下鎮痛の選択

7.脊髄くも膜下鎮痛(脊髄幹麻酔)の目標

8.脊髄くも膜下鎮痛の準備
① 施術前の患者評価
② 抗血小板薬・抗凝固薬の休薬
③ 患者・家族への説明

9.脊髄くも膜下鎮痛の導入:施術手順

10.脊髄くも膜下鎮痛における薬液調節
①局所麻酔薬を使用する場合
②局所麻酔薬を使用しない場合

11.脊髄くも膜下鎮痛の施術合併症と対策
① 薬液投与経路の不具合
② 出血
③ 髄液漏出
④ 感染

12.脊髄くも膜下鎮痛における薬物副作用と対策
① 局所麻酔薬
 (1)循環動態の変動
 (2)膀胱直腸障害
 (3)感覚の変化
 (4)筋力の低下
 (5)全脊麻
 (6)神経障害
② オピオイド
 (1)便秘
 (2)悪心・嘔吐
 (3)掻痒
 (4)排尿障害
 (5)精神状態の変化
 (6)呼吸抑制
 (7)神経筋障害
 (8)末梢性浮腫
 (9)内分泌機能異常
 (10)肉芽腫形成
 (11)耐性
 (12)噛癖・乱用・依存
 (13)痛覚過敏

13.脊髄くも膜下鎮痛の確認
① 区域麻酔の評価
 (1)局所麻酔薬の用量調節
 (2)カテーテルの位置変更
 (3)薬液密度の調節
 (4)局所麻酔薬の濃度と容量の調節

② 血圧の評価
③ 対象外の苦痛

14.脊髄くも膜下鎮痛の管理
① 必要物品
② 刺針・抜針の手順
③ 留置針の差し替え
④ 針刺入部の被覆
⑤ ルート交換
⑥ CADD® 使用時のメディケーションカセット交換の手順
⑦ CADD® 使用時の麻薬返却
⑧ 脊髄くも膜下鎮痛の一時停止,中止時の手順
⑨ シャワー・入浴時の対応

15.文献



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